Blondy 51
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大日本人
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昨日観てきました。
あの松ちゃんの初監督作品という興味以上にヒーローをリアルに描いた特撮映画だという事に凄く興味を引かれ、映画館に足を運んだ訳ですが・・

※レビュー内容にはネタバレがあります、ご注意を!
私はワーナーマイカル大日までお嫁さんと二人で観にいってきたのですが、日曜日の初回の客入りはほぼ満席でした。
結構客が入っているという噂は本当のようですね。

で、映画の内容なんですが、一言でいうと、
「松本人志」流のリアリティを追求した特撮ヒーロー物です。
想像以上に松本監督はマジで特撮ヒーローを作っていて好印象を持ちました。
ある種、今の仮面ライダーやウルトラマン等のリアル路線の指向性に対するアンチテーゼをも感じ取る事が出来る挑戦的な内容だっようにも感じましたし。

もうひとつ、特撮ファンの視点から観て面白かったのは「仮面ライダー響鬼」と微妙に共通点を感じる(同じ匂いのする)作品であった点です。
実際、雑誌のインタビューでも松本人志監督は「仮面ライダー響鬼」を放映中に観ていて、響鬼にリアリティを感じ、もっとリアリティを追求しようと思ったと答えています。
ただ、響鬼からヒントを得て、大日本人の設定が組まれていったのか、たまたま同時期に同じような設定を考えていただけなのかは不明ですが、大日本人は当初「鬼」という設定案も出ていたらしいので、どちらにしても興味深く感じました。

私自身、この映画を観に行こうと思った決め手は大日本人の関連本を本屋で立ち読みした時に紙面で紹介されている大日本人の設定を読んで響鬼に共通する雰囲気を感じ、興味が湧いたからなんです。
実際に映画を観てみると「笑い」という要素に重点を置いているとはいえ、リアリティを追求する為に細部のディテールへのこだわりが随所に見られたし、結構好きな部類の作品でした。

「ちゃんと作ってる」というのが意外と良かったです。

作品のテーマ的な物に関しては、大日本人に今の日本人を投影している事は明らかだし、それ自体は監督が意図的にメッセージ性を持たせたというよりは「大日本人」というネタを練りこむうちに自然の流れとしてそうなっていったようにも感じました。

それよりも何よりも、ヒーローの存在感をリアルに見せる為にわざわざ巨大化後の戦闘を全編フルCGで描いておきながら、ラストをアノ展開にする事で自ら築いたリアリティを全てぶち壊す行為こそが監督「松本人志」の一番のメッセージではないかと感じました。

「ここから実写でお贈りします」以降って、表面のメッセージは「北朝鮮に対して何も出来ずに逃げてばかりいる日本人を最終的に救うのはアメリカ・・だが、それは日本人だけにしか通用しない希望的幻想(なので日本風の特撮をパロったリアリティの無いコント映像に切り替わる)なんだぞ」・・という事なんだろうなと分析できます。
でも、あのラストシーンにはその表面のメッセージの裏に複数の隠れメッセージが内包されているようにも感じました。

欧米人から見ると日本人ってきっと「日本人にしか通用しない理屈を持った変な国家、民族」だと思われていると思うんですが、あのラストシーンはそれを投影しているようにも取れる訳です。
つまり、日本人にしか通用しない理屈=日本独特の特撮ヒーロー文化。
銀色のマスクや背中にチャックの付いた着ぐるみ、ミニチュアを吊っているピアノ線丸見えの特撮・・これって日本人にしか理解し辛い文化のように思えるんです。
そして、ああいうコント自体、そういった特撮文化の下地があるからこそ成立する訳です。
その辺を全く知らない外国人には理解し辛いシーンをラストに持ってきているという事は、もしメッセージが込められているとすれば、それは確実に日本人に向けての物であると思うんです。
そして、そのメッセージの中身に関しては、いろんな推測が思い浮かびました。

まず、映画を観ていて突然「ここから実写でお贈りします」に変わる事で多くの観客は今まで見ていた映画から一気に覚めてしまい、折角の映画が台無しじゃないかと感じたと思うのですが、それ自体が狙いだとしたら、「君たちが今のめり込んで、リアルに感じている映画なんて所詮は全部作り物なんだよ」という皮肉のメッセージかも知れないし、「松本人志監督自身が最後に戻るべき場所は映画の世界ではなく、テレビコントの世界なんだ」というメッセージだとも受け取れます。

更には「フルCG使いまくりの映画もスタジオコントも同価値の映像作品だ」というメッセージかも知れないし、単純に「着ぐるみや吊りをやってた頃の特撮ヒーローの方が好き」というメッセージかも知れないですし・・。

苦労して築き上げた映画の世界観を最後にぶち壊す手法としては過去に「エヴァンゲリオン」が存在しますが、エヴァはある種あのラストのお陰で物議をかもし出し、伝説を作った訳で、この「大日本人」もある種カルト映画としての伝説を築こうとしたのかも知れませんし・・。

監督自身の真意は分かりませんが、ラストシーンを見ながらいろいろと頭の中に思い巡らされてしまった映画だったので、良い映画か悪い映画かという点では個人的には良い映画だと思いました。
私の良い悪いの判断基準は見終わった後もその映画について考えを巡らせられる映画であるかどうかなもので・・。

等と、堅苦しい分析をしてみたものの、実際の所「ごっつええ感じ」の「リアルポンキッキ」や「戦闘機械獣マクベス」のコントが好きだった私としてはある意味、劇場版の「ごっつ」のようにも思えて(実際ラストのシーンはテレビを変わらなかったし)楽しめました。
なので、あの頃の「ごっつええ感じ」の特撮ネタコントを観る感覚で劇場に足を運べばそんなに裏切られた気分にはならないと思います(多分・・)。

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↑写真は劇場で買ったパンフレットと入場時に貰ったポストカードなど。
それにしてもポスカードのデザインは酷いですね、映画の内容を恋愛映画か何かと誤解していしまいそうですよ・・。
あと、パンフレットには「スーパージャスティス一家」の写真が全く掲載されていませんでした(残念・・)。

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↑アオちゃんと一緒に写っているのはパンフレットのオマケに付いていた「大日本人在住確認証」最初、犬の登録シールかと思った・・。


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大日本人『大日本人』(だいにっぽんじん)は、2007年6月2日公開の日本映画。配給は松竹。本編中では、登場する巨大キャラクターを「だいにほんじん」という呼び方で統一しているが、映画作品としてのタイトルは「だいにっぽんじん」である。松本人志(ダ
2007/06/29(金) 06:44:54 | あゆみのブログ
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